6月28日RSKから公式の告知がされました。メインネットのアップデート以来の、RSKネットワークの大々的なアップデートがもうじき始まります。7月31日、Wasabi 1.0.0がリリースされます。その準備として、RSKテストネットがリセットされ、進化した新バージョンのRSKクライアントノードを持つネットワークサーバーにアップデートされる予定です。
Wasabiの由来

Wasabiネットワークの名前の由来とは?
今回の新ネットワークの名前はWasabi、つまりわさびなのですが、RSKネットワークの名前は代々植物の根茎になぞらえて付けられています。はす (Lotus), しょうが (Ginger), ウコン (Turmeric), 竹 (Bamboo), 蘭 (Orchid)の名前がこれまで使用されています。
テストネットのリセット
テストネットのリセットとは?
リセットとは、新たなブロックチェーンの始まりを意味します。RSKが提供する全てのサーバーが再起動され、新たなRSKjクライアントバージョンにアップグレードされます。ハッシュパワーは新ネットワークにあてられますが、既存のアカウントやコントラクトは移動されません。そして、新チェーンのコンセンサスルールは旧チェーンと互換性がありません。
テストネットのリセットはいつ行われるのか?
テストネットのリセットは2019年7月5日(金)12:00 PM (GMT)に開始されます。その後RSKテストネットノードが使用可能となる正確な時刻はまだお伝えできませんが、テストネットのリセットが完了次第GithubでRSKj新クライアントリリースが発表されます。
既にデプロイ済みのスマートコントラクトの作業が残っている場合、どうすればよいか?
現在のOrchidノードでの作業が残っており、スマートコントラクトやアカウントをそのままの状態で保持したいのであれば、ノードをスタンドアローンモードにすることができます。広いネットワークに接続しないモードのことです。その方法については、こちらの手順に従ってください。新バージョンでも全てが問題なく動くことを確かめるため、新しいテストネットが公開され次第そちらでコントラクトを展開することを推奨します。
Wasabi 1.0.0ネットワークの実装
Wasabi RSKjの新バージョンはいつから利用できるのか?
Wasabi1.0.0の展開は、徐々に進展していく予定です。まずは、テストネットのリセットと同時に、テストネット限定のWasabi1.0.0プレビューバージョンをリリースします。その後の展開は以下のロールアウト計画をご覧ください。スケジュール変更の際にはアップデート致します。

今回のリリースはこれまでと何が違うか?
今回のアップデートの概要です。
- 優れたパフォーマンスと改善されたストレージを持つ最新データ構造(Unitrie)の内蔵
- RSKバーチャルマシーンに新たなオペコード(create2, shr, shl)の追加
- RSKのコントラクト増加 (blockHeader、getBTCTransactionConfirmations等)
- 新たな取引デバッギングrpc方法(debug_traceTransaction)の採用
- セキュリティ改善とバグ修正
詳細はブログに追加投稿される予定です。
質問などがありましたら RSK Gitter コミュニティ、またはLINE@(日本語対応)までお問い合わせください。
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