RIFチームインタビュー#3:開発者たちを魅了するRSKとRIFの技術の凄さとは?

このインタビューでは、RIFストレージチーム・プロダクトオーナーのVojtech Simetkaさんのお話を伺いました。

チームに参加したきっかけ

Q. チームに参加したきっかけはなんですか?

画像:b4H公式ツイッター

昨年、RSKと一緒に仕事をする機会がありました。当時Givethのもとで開発していたBlockchain 4 Humanity (b4H)という分散型アプリケーションをRSKネットワークに統合するというものでした。その際、私はIOV Labsと仕事をすることがとても楽しく、また、このチームが目指しているものが自分のものととても近いことを感じました。このコラボを発展させる機会が訪れ、しかもそれがRIFデータストレージチームでの仕事だとお聞きし、即答でチームに参加することになりました。

現在取り組んでいること

Q. 現在はどのようなことに取り組んでいらっしゃるのですか?また、仕事で一番楽しいと感じるのはどのようなことですか?

私は現在RIFデータストレージチームのプロダクトオーナーという役職に就いています。分散型ストレージは、いずれすべての分散型アプリケーションに必要不可欠となります。それにも関わらず、他サービスと統合された便利なストレージがないというのが現状です。逆に言えば、これから扱うのには大変興味深い分野だということです。一見すると、ファイルのインポート・エクスポートだけできればいいように聞こえますが、実際にはもっと多くのサービスと交差しているのです。本物の分散型ソリューションを実現させるためには、少額決済を支える高速決済システム、名前解決、P2Pコミュニケーションレイヤー、オラクルシステムなど、様々なものが必要です。こうしてみると、このプロジェクトはとても学際的なものであることが分かります。個人的には、大学での学びやCERN・Givethでの経験に肉付けできるようで、とても楽しんで取り組んでいます。

RSKとRIFの技術のすごさ

Q. 開発者には他にも様々な選択肢がありますが、技術面においてRSKとRIFが特に優れている部分、または開発者たちが魅力的に感じる部分は何ですか?

画像:公式サイト

他のシステムでもこの技術が利用されるようになるのは時間の問題でしょうから、技術面よりも、色々なサービスが使いやすくかつ統一されていているということがRSK・RIFシステムの魅力だと感じています。未だ完全に統合された技術スタックがないため、本当の意味での分散型アプリケーションを開発するのは非常に難しいことです。例えるならば、ガムテープとハンマーだけを使って、全て異なるスポーツカーの部品から、一台の車をつくろうとしているようなものです。不可能とは言いませんが、かなりの創意工夫と多大な労力を要します。しかし、すべてのツールや部品をある一つの会社の製品に統一するだけで、作業がぐっとはかどると思いませんか?その統合性が、RSK・RIFの魅力だと考えます。
「ユーザーが長い文字列を覚えなくてもよいように、分散されたルーティングサービスからアクセスできる分散型アプリケーションにしたい!」なんて思ったりしませんか?そういうときこそ、お任せください。RNSをプラグインするだけです。早くてコスパの良いトランザクションが必要としていますか?RSKのLuminoはそのためにあるのです。

ブロックチェーン業界最大の課題

Q. ブロックチェーン業界の開発者として、最も困難なことはなんですか?

実際のタスクの難易度はもちろんありますが、私が個人的に残念だったのはこの業界に未だ蔓延している「これはただの実験段階であって、実際の商品化を目指してはいない」というマインドです。そのため必要なツールや人材を見つけ出し、商品化できるほどのソリューションを作れるチームを結成することが非常に難しいと思います。また、一般的な傾向として、プロジェクト同士のコラボレーションの少なさ、既存のソリューションに磨きをかけて再開発するのに消極的な姿勢なども問題にあげられるかと思います。

Q. 現在ブロックチェーンの開発者が直面している大きな課題は何でしょうか?

それは間違いなく、商品化可能なツールやソリューションの不足と、それらの相互運用性の問題でしょう。オンチェーンの限界ももちろん優先順位が高い問題だと思います。

5年後のブロックチェーン業界、そしてRSK

Q. この業界は、5年後どのようになっていると考えますか?また、その中でRSK/RIFはどのような役割を果たしているでしょうか?

最近ようやく、世間一般に興味を持ってもらえてもらえる、わかりやすいアプリが登場してきているように思います。我々ブロックチェーン・コミュニティーもこれに気付いていて、利便性・最大利益のコミュニティを対象とすることが大衆普及の唯一の方法だと考えています。この傾向は今後も続いていき、より多くのアプリケーション、ないしは分散型アプリケーションがブロックチェーン技術を取り込んでいくと予想しています。
実際の手仕事に関しては、開発スタックの他の層と統合しつつ2つ以上の問題を解決できる包括的なシステムができると考えています。RIFは、分散型アプリケーションを含め、大小さまざまなアプリのニーズに応えられるような、複数の成分からなる枠組みをつくって牽引しているでしょう。

原文:Meet The Team: Vojtech Simetka Product Owner – Product Owner at RIF Storage Team