RIFチームインタビュー#2: ブロックチェーン業界最大の課題とは?

チームに参加したきっかけ

Q. チームに参加したきっかけはなんですか?

A. 偶然にも(必然かもしれませんが)、私はいつも新技術を世界に伝えていく種類のキャリアを積んできました。開発者や企業が世界をより良く変えていけるよう、彼らが新技術のエキスパートになる手助けを行ってきました。そのため、RSKやRIFサービスを使ってより包括的な金融システムを形作ることを目指しているIOV Labs (RIF Labs)を知った時、そのお手伝いをしたいと思ったのがきっかけです。

現在取り組んでいること

Q. 現在はどのようなことに取り組んでいらっしゃるのですか?また、仕事で一番楽しいと感じるのはどのようなことですか?

A. 昨年はほとんど、RSKに貢献している世界中のすばらしいコミュニティに尋ねて過ごしていました。2番目に安全なブロックチェーンのうえに、より統合的なインフラサービスの上乗せが必要だということで意見が一致しました。2018年11月、私たちは最初のサービスであるRNS(RIF Name Service)とともにRIFを立ち上げましたが、プロダクトオーナーとして、素晴らしいチームと仕事をすることができました。RNSのユーザーは、 ウォレットや取引所、dAppsで使うためのドメイン登録をすることができます。このように、最先端技術を創りあげていくことは非常に難しいことでもありますが、私たちのこの努力が排他的な現代社会を変えるための一歩であると信じています。

RSKとRIFの技術のすごさ

Q. 開発者には他にも様々な選択肢がありますが、技術面においてRSKとRIFが特に優れている部分は何ですか?

A. RIFとRSKは、分散型アプリケーションが頼れるような調和のとれたインフラストラクチャを構築しています。具体的に:名前解決 (Name Resolution)、データストレージ、認定済みの安全なコミュニケーション、データフィード(Oraclesなど)、決済処理等がこれらのプロトコルの初期段階に含まれます。

ブロックチェーン業界最大の課題

Q. ブロックチェーン業界の開発者として、最も困難なことはなんですか?

A. ブロックチェーン業界だけでなく、技術産業界全体に言えることですが、最も大きな課題の一つとして教育が挙げられます。RSKとRIFで私たちが開発するものはすべて、この大きな課題の解決に向けられているのです。例えば、RIFネームサービス(RNS)は、安全・プライベートかつ統合しやすい状態でアドレスを扱えるサービスです。UXを犠牲にすることなくそのままブロックチェーンを利用できる、シンプルで安心なソリューションだといえるでしょう。

Q. 現在ブロックチェーンの開発者が直面している大きな課題は何でしょうか?

A. 新たなテクノロジーの普及には、シンプルさというものが欠かせません。ブロックチェーンという技術も、そのことに変わりはありません。可能なかぎりのシンプルさを実現することによって、ユーザーがブロックチェーンに基づくサービスを使い始め、かつ使い続けてくれることが理想です。しかし、現実には、ブロックチェーンが一般の人たちが理解しにくく、複雑なものだということが一番の問題です。学習曲線の傾きを改善できれば、90年代に起こったように、より多くの開発者や企業がこの技術を利用してくれるようになるでしょう。

5年後のブロックチェーン業界、そしてRSK

Q. この業界は、5年後どのようになっていると考えますか?また、その中でRSK/RIFはどのような役割を果たしているでしょうか?

A. 様々な産業の偉大な専門家たちが、この技術の改良・規制やマインドセットの構築のため協働しています。結局は、スケーラビリティ・大衆への普及の問題や相互運用性の向上など、様々な課題を解決していきながら、明るい未来を迎えると私は考えています。この改革、すなわち「価値のインターネット改革」において、RSKとRIFは重要なカギとなるでしょう。時代遅れで排他的な企業を、統合的で革新的な企業に変身させるのです。

Q. もし不明点などがあれば、どちらに連絡すればよいですか?

A. 私たちの開発についてのフィードバックはいつでも歓迎いたします。ぜひLinkedInTwitterTelegramなどでご連絡ください。ちなみに、私たちはいつでも才能ある人材を募集しておりますので、求人情報もぜひご確認ください。

原文:Meet The Team: Alejandro Banzas – Product Owner At RIF Name Service