デジタル通貨の分散化されたピア・ツー・ピアの性質は、経済的に困難な国の人々にとって魅力的な選択肢となっています。これは単なる憶測ではありません。ベネズエラからトルコ、インド、イランまで、経済的な混乱の中で自国通貨が不安定であることが証明されているため、市民は暗号通貨を注視しています。
IOV Labsの共同創設者兼CEOのDiego Gutiérrez Zaldívar氏は、彼らがコロナウイルスのパンデミックからの回復を加速させ、ラテンアメリカを助けることができる可能性を書いています。彼の会社がビットコインのスマートコントラクトソリューションとしてRSKネットワークとRIFインフラレイヤーを構築する前から、彼は長い間ビットコインや他の暗号通貨界隈のトップでした。
アルゼンチン出身の彼は政府が国民に強硬手段を講じて、自国通貨を使わせようとするような厳しい措置を目の当たりにしてきました。
実際に彼が最初にビットコインに出会ったのは、彼がCoinMarketCapのブログで書いているような経緯があったのです。
2012年には政府が課した資本移動の厳格な規制がありました。これらの規制により、アルゼンチンの国外にお金を送金することは不可能になりました。シリコンバレーに住む友人が、BTCのアカウントを開設するように言って、私にBTCを送金してくれました。それは、開かれた金融システムがどのようなものか、私の視界を広くしてくれました。私はビットコインの開発と普及に人生を捧げることを決意しました。
彼の会社であるIOV Labsは、今年様々な企業とのパートナーシップの発表により、ブロックチェーンと暗号通貨の知名度を高めるためにその役割を果たしています。アルゼンチン最大のガスプロバイダーであるGasnorは、ガスの流通を追跡するためにRSKのエンタープライズ・プラットフォームを使用しています。他にも、アルゼンチン中央銀行が銀行コンソーシアムを率いており、同じプラットフォームを使って支払いの追跡を行っています。
人々に暗号通貨を普及させる
RSKは法人向けでの成功しているにもかかわらず、CoinMarketCapの記事では、Diego氏が個人向けに暗号通貨のメリットを広めることにも力を入れていることが明らかになっています。彼はラテンアメリカにはすでに世界で最も暗号通貨に精通した人口がいると指摘していますが、その理由の一部はこの地域の一部の国では元々不安定な経済状況にあるからです。
Diego氏はステーブルコインが外貨の安定性をラテンアメリカ市民がより身近に感じられるようにする方法を強調するとともに、非銀行化された金融が銀行員ではない人々に大きな可能性を提供しているとの信念を述べています。
Diego氏はDeFiの融資プラットフォームが、起業家精神を刺激する新たなクレジットの道を開くことを説明しています。また、相互運用性の発展がさらなる機会を生み出すと確信しています。
数年以内に、ビットコインや他のプラットフォーム上で実行されている分散型金融アプリケーションがシームレスに一緒に実行され、1つのプラットフォーム上の貸し手が別のプラットフォーム上の借り手に資金を貸すことができるようになることを期待するのは妥当な事です。
Diego氏は、「今の状況は暗い」と彼は認めています。しかし彼は、現在も将来も、それを切実に必要としている地域で富を生み出すために、どのようにして暗号通貨を使用することができるかについて、独自の視点を提供しています。
原文：https://cryptopotato.com/bitcoin-could-be-a-ladder-for-virus-hit-latin-america-says-rsk-co-founder/ By cryptopotato
