アルゼンチンのガス規制当局がRSK Techで構築した産業用ブロックチェーン開始

アルゼンチンの国家ガス規制当局は、住民200万人に天然ガス販売業者であるGasnorに、スマートコントラクトベースの認証プラットフォームを試験的に導入することを承認しました。

IOV Labsとソフトウェア・ビルダーのGrupo Sabraによる許可を得たブロックチェーン・プラットフォームであるGasnetは、規制当局のEnargasからの承認を得て立ち上げられたと関係企業は述べています。RSKスマートコントラクトネットワークのエンタープライズ版であるGasnetは、慢性的に遅れているアルゼンチンのガス認証プロセスを安全かつ迅速に行うように設計されています。

Grupo Sabraの共同設立者であるPedro Perrota氏はこのように述べています。

「今日、家庭や会社の新規ガス利用を認証しようとすると、多くの書類を送る必要があり、また技術者と消費者の契約書から認証書類やその他の書類まで現在のアルゼンチンでは、これらすべての書類を処理するのに多くの時間がかかり、実際には3ヶ月にもなります」

「しかしGasnetはそうではないのです。現在稼働中のコンソーシアムネットワークでは、認証文書や取引の詳細は、ネットワークノードを運営するGasnorとEnargasの間でやり取りされています。これにより、可視性が向上し遅延していたものがスムーズになるため、技術者は最終的に消費者のガスサービスをより早くオンラインにすることができるようになるのです。

「彼らは基本的にブロックチェーンを使用して、さまざまなステップを認証しています。彼らはプロセスに関わる各専門家に秘密鍵を与えているので、この共有システムを使って認証作業を行っています。」

しかし、認証はほんの始まりに過ぎないのです。IOV LabsとGrupo Sabraは、Gasnetの共有エコシステムにより、多くのサービスを促進することができると述べています。例えば、天然ガスインフラの危険な性質を考えると技術者の資格は非常に重要です。

しかし、ブエノスアイレスでの安全性に問題があったことから逃れて、国の北部にあるサルタというはるかに小さな町に店を構えた不謹慎な請負業者はどうでしょうか。現行のシステムでは彼の実績は必ずしも北へと続くわけではありませんが、ガスネットではそれが可能となるのです。

「共通のデータベースがあれば、誰もがあなたの実績を見ることができます。」とPedro Perrota氏はこのようにコメントしています。

Gasnetはさらに大きな目標も持っており、Perrota氏とディエゴ氏は、アルゼンチンのガス流通エコシステム全体の共通データベースになることを望んでいるとコメントしています。


原文:https://www.coindesk.com/argentinas-gas-regulator-greenlights-industry-blockchain-built-with-rsk-tech?utm_source=hootsuite&utm_medium=twitter&utm_term=Events&utm_content=Register&utm_campaign=FATF By coindesk