この記事はワークショップにて「RSKを使用した分散型マーケットプレイスを構築する」を題材にした翻訳記事化したものです。
オンラインマーケットプレイスとは何か?
オンラインマーケットプレイスは通常、インターネット上で商品やサービスの情報が複数の第三者によって提供されるタイプのeコマースサイトの一種です。取引はオンラインマーケットプレイス運営者によって処理されます。マーケットプレイス運営者は通常、自社サイトで販売された商品の取引手数料を第三者に請求します。この手数料は、購入者の負担となるか、もしくは販売者が負担します。
これらの市場の多くは、誰が販売を許可され誰が許可をされていないかを決定するマーケットプレイスの管理者によって管理されています。また、マーケットプレイス運営会社は、自社のマーケットプレイスでトップパフォーマンスの製品などの情報に独占的にアクセスし、製品の露出を管理することもできます。この力は、マーケットプレイスで最も優れた製品を元にコピー製品を作り、元の競合他社を排除しようとするマーケット運営者によってしばしば悪用されてきました。
分散化から得られるものは何か?
分散型の市場ではもはやマーケットプレイス運営者は必要ないでしょう。これは、売り手にとってはより多くの利益を意味し、パブリックブロックチェーンの場合、買い手にとってはより透明性が高いことを意味します。
RSKとは?
今までビットコインはスマートコントラクトをサポートしていなかったため、開発者はイーサリアムなどのスマートコントラクトプラットフォーム上にDAppsを構築しました。
RSKはイーサリアム(Solidity)と同じプログラミング言語を使用しているため、開発者は新しいプログラミング言語を学ぶ必要なくDAppsを構築することができます。さらにRSKはBTCに1対1でペグされたサイドチェーンであるため、RSKでの使用の増加はBTCでの使用の増加を意味します。
RSKは、Solidity (スマートコントラクトの作成に使用される言語)およびイーサリアム仮想マシンと互換性があるため、Blockmason Linkとも互換性があります。Solidityの使いやすさとビットコインの遍在性を利用し、Linkの容易さを組み合わせることで、強力な分散ソリューションが実現します。
RSKが分散型市場にとって優れた選択肢である理由
RSKは、分散型の市場を構築しようと考えている開発者にとって強力なソリューションです。RSKがこれほど効果的な理由は、ビットコインと連動するスマートコントラクトを作れるからです。ビットコインは最も人気のある暗号資産の1つで、オンラインマーケットプレイスを構築する開発者は、暗号資産をオン/オフすることに依存する必要がなく、製品の販売と売上の回収の間のストレスを減らすことができるのです。
分散市場を構築する
分散化されたマーケットを構築することは、ブロックチェーン技術を活用するための素晴らしい方法ですが、もしあなたがいままでにブロックチェーンを使ったことがないのなら、それは気が遠くなるように聞こえるかもしれません。そこでBlockmason Linkが登場します。Linkは強力でありながら簡易的なブロックチェーン開発ツールで、どんな開発者でも簡単なウェブベースのAPIを通じてブロックチェーンとやりとりできるアプリケーションを構築することができます。どうですか?興味が湧きませんか?
このオンライン・ワークショップでは、Linkを無料で使用して、分散型のマーケットを構築できるのです。
オンラインワークショップはこちら→https://github.com/blockmason/ecommerce-workshop
この総合的なワークショップでは、ブロックチェーン活用したマイクロサービスを使用して、機能的なeコマースマーケットプレイスWebアプリケーションを構築することができます。
また、このワークショップではこれまでにブロックチェーンの経験がほとんど、またはまったくない開発者を対象としています。JavaScript、Node、およびNPMについてある程度理解しておくことをお勧めします。Solidity (スマートコントラクトの作成に使用される言語) の経験があると役立ちます。
動画による構築の仕方はこちら→https://youtu.be/r2JYEivILMc
原文:https://blockmason.link/workshop-building-a-decentralized-marketplace-with-rsk/by LINK by BLOCKMASON