RSKファンの皆様、そしてすべてのdApps開発者の皆様、朗報です。
2019年4月、マイクロソフトがRSKスマートメインネットをアジュール上でパブリックブロックチェーン・サービスとして取り入れました。これによりRSKは大手クラウド提供者からサポートされている数少ないパブリックブロックチェーンのひとつとなりました。
マイクロソフトのBaaS(ブロックチェーンのサービスとしての提供)マーケットプレイスでRSKが適用されたことによって、RSKノードのデプロイと構成が数分で可能となりました。
従来のようにローカルサーバーを立ち上げてノードのインストールと維持を手動でする必要がなくなったのです。これでブロックチェーン開発者も、そうでない開発者も低コストでdAppsを扱えるようになり、RSKスマートコントラクト・ネットワーク上でのアプリ開発がさらに容易になったと言えるでしょう。ノードのセットアップと維持に数時間を費やする必要がなくなったことで、dApps開発者はプロダクトの開発にこれまで以上に集中することが出来るようになりました。ノードのデプロイと維持の簡易化はインフラストラクチャー開発者にとっても大きなメリットとなり、インフラストラクチャ・レイヤー上でのデプロイサービスを通じて収入を得ることが出来ます(例:Infura)。
ビットコインコミュニティーへの影響
これまでビットコインはスマートコントラクトをサポートしていなかったため、全てのdAppsの開発はイーサリアムやその他のスマートコントラクト・プラットフォーム上で行われてきました。RSKはイーサリアムの言語と同じSolidityというプログラミング言語を使っているため、開発者たちは新しい言語を覚える必要がなく、これまで通りにdApps開発に取り組むことが出来ます。そしてRSKはビットコインと1対1でペグされているサイドチェーンであるため、RSK利用頻度の上昇はビットコインの利用頻度の上昇でもあるわけです。RSKチームは数ヵ月以内にさらなるdApps & インフラストラクチャ開発のソリューションを準備する予定です。
準備中ソリューション
・より速い決済のためのオフチェーン・トランザクション(Lumino)
・ネットワークの利用料のためのストレージ提供
・RSKブロックチェーンにWeb2データを取り入れるためのOracles
・安全な通信
原文記事:Why RSK’s Partnership with Microsoft is Key For Developers
マイクロソフト・アジュール:RSK Orchid MainNet